「恋した風景に会いに行く・・」ということ。

「恋した風景に会いに行く・・」ということ。2007年夏。
「恋した風景に会いに行く」
そんな勢いで出かけたのがフィンランドのヘルシンキでした。
以前の記事でふれましたが、フィンランドという国に興味をもったキッカケは「ムーミン」でした。

「描きたい」という気持ちがつのった風景というものには、異性に好意をもったのと同じ感情が向けられていると思います。

言葉もだめ、海外なんていったこともないのにそんな勢いだけで出かけてしまった、フィンランド。
正直、現地についてすぐに、言葉の壁に直面し、いままで感じたことのない心細さと不安に襲われ、かなり冷や汗モノでした。
それでもなんとか気を取り直して街に出て、ウロウロと歩くうちにバッタリ出会ったのが路地から見えた「ヘルシンキ大聖堂」の姿でした。
その瞬間のドキドキ感はいまだに忘れません。
白く輝く建物の姿に、本当にドキッとしてしまったのです。

そうなるともう一気にテンションが上がり、筆を滑らせるかのように描いた最初の絵。
とても思い出深い作品になりました。

その後数日間、ヘルシンキの街は様々な表情を見せてくれて、本当に幸福感に包まれながらの旅になりました。
かなりあちこち、明細な地図すらなかったので気の向くままに歩いたのですがまだまだ描いていない場所がたくさんありそうで、ぜひまた行きたいと、真剣に考えています。
こうした想いがつのるのも「恋」に似ている気がするのです。




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