私が愛用する絵の道具です。
このスケッチセット、もう10年近く基本的な組み合わせは変わらないのですが、コンセプトとしては、
「機動性重視」です。
風景をあるき、その空気になじんでくると自然と心魅かれる場所が現れます。そこで足を止めて描く・・、そういったときにストレス無くその風景を描きとめるために、
道具を出して、描いて、片付けるまでのあいだのわずらわしさを極力排除したセットになりました。
固形水彩絵の具
もう10年以上愛用しているのが
「ウインザー&ニュートン」の
「ビジューボックス(ビジュ・ボックスともいうらしい)
」です。
手のひらにスッポリ収まるメタルケースは、おそらく最小の固形水彩だと思いますし、道具としても、もっているだけで嬉しくなるような存在感があります。
水筆ペン
この筆の登場は、とても大きなことです。この水筆のおかげでかなり道具をコンパクトにできるようになりました。
描いている最中のストレスの大部分は水の扱いにあると思いますがコレでしたら立ったままでも苦労せずにスケッチが出来ます。
正直、繊細な表現は難しいものがありますが、私のような記録のためのスケッチでしたらコレで充分です
私が好んで愛用しているのは銀座にある老舗画材店
「月光荘」製です。
線描は耐水性のペンで行います。
スケッチブック
スケッチにもって行くのは筆と同じ、
「月光荘」のもので
F0サイズを愛用。あまり大きな紙ですと、気軽なスケッチではなくなってしまいますので個人的には小さなサイズを好んで使用しています。紙自体、そんなに強い紙ではないのですが、値段も安価ですし、純粋にキレイな白色で悪くありません。
表紙の色も何色かあって、特定の地域で使い分けたりしています。
モールスキン・水彩ノート
手帳では有名な
「モールスキン」(モレスキン)の水彩紙を閉じたものです。
手帳サイズなので普段の外出にはコレを持ち歩いています・・・・・が、高価です。
ケース
メーカー等わかりません。
大きな文房具店で見つけたもので、もともとはニンテンドーDSに対応したものらしいのですが、私にはピッタリ、これ以上のものは無いといえるケースで、この中に全ての道具が納まります。
描くときもこのケースを開いた状態で上側にスケッチブック、下側に絵の具を保持し、立ったままでも描けます。
旅から散歩まで、このセットを持ち歩いているのですが、私にとっては、「ムーミン」の登場人物、
「スナフキン」が大切にしているハーモニカのような存在とでもいったところでしょうか。